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もそもそ・・・。春を呼ぶ「田んぼの生きものシリーズ!」〜畳ライフスタイルから畳報(情報)〜
「田んぼの生きものシリーズ!」
桜前線が関東エリアまで北上し、穏やかな春の陽気が続いていますね。
春休みから5月のゴールデンウィークにかけて
浅蜊(アサリ)や蛤(ハマグリ)を獲りに潮干狩りに出かける人も多いと思います。
貝がいる場所として、すぐ海の砂浜を連想するかと思いますが
淡水に生息する貝も多く、また、田んぼでも貝が見られます。

田んぼに見られる貝で、まず思い浮かぶのが「田螺(タニシ)」ではないでしょうか。
佃煮などとして、今でも食べらている、とても身近な巻貝です。
【もそもそ・・・。マルタニシ君です】
もそもそ マルタニシ君

他にも、田んぼや周りの水路には、ゲンジボタルの幼虫のエサとなる
カワニナ、ヘイケボタルの幼虫のエサとなるモノアラガイなどの巻貝。
小さなカタツムリのような恰好のヒラマキミズマイマイ、
名前からはあまり良いイメージを与えませんが、半透明のとても
小さく綺麗なドブシジミなどが見られます。

今では、田植え直前にならないと田んぼに水を張らないため
春先でもカラカラに乾いた田んぼが多くなっています。
私たちの身近にいた「タニシどん」も、あまり見られなくなっています。
昔の人は、小さな「タニシどん」にも目を向けて暮らしていました。
ご存知の方も多いかと思いますが、岩手県遠野市に、
「たにし長者」という昔話があります。ちょっと紹介しましょう。

むか〜しむかし、ある所に子どものできないお百姓さん夫婦が住んでいました。
もう若くはありませんでしたが、二人は毎日神様に、子どもが授かるようお祈りしま
した。
ある日のことです。妻に突然陣痛が起こると、赤ん坊が産まれました。
驚いたことに産まれてきたのは、とても小さなタニシの赤ちゃんでした。
タニシであっても、自分たちの息子であることに変わりはないと大事に育てました。
そして20年が経ち、夫婦は年をとりましたが、息子はまだタニシのままでした。
そして夫婦が、馬の背に年貢をのせて運んでいる日のこと。
この時初めて、タニシが二人に話しかけました。
「僕、今日からお父さんとお母さんを幸せにする。」と言うと、
タニシは年貢をのせた馬にちょこんと乗せてもらい、一人で長者さんの家に行きました。
村でタニシさんの事を知らない人はいませんでしたし、頭も良かったので、
タニシさんは長者さんにとても可愛がられました。
長者さんはタニシさんを見こみ、娘と結婚させることにしました。
長者さんには、娘さんが二人おりました。
姉は虫けらのタニシと結婚することは嫌だと断りましたが、
心の優しい働き者の妹は、父親の決めたことゆえ、タニシさんと結婚することにしま
した。
結婚した二人は、幸せな日々を送っていました。
ところが、二人が村の祭り見物に出かけた時のこと。
家への帰り道、タニシさんをたんぼの脇に置くと、観音地蔵さんに、
二人の幸せをお祈りした。その時です。
二人を妬ましく思う姉は、カラスにタニシを襲うよう頼みこみました。
タニシさんはカラスから必死に逃れようとしました。
それに気がついた妹は、体を覆って、タニシさんを守ろうとしました。
すると、タニシさんは、どんどん大きくなり立派な若者になりました。
妹の夫に対する愛が奇跡を起こしたのです。
タニシさんは、長者さんの跡を継ぎ、タニシ長者と呼ばれましたとさ。

田んぼで「タニシどん」をはじめ、いろんな貝を探してみてください。
でも、お百姓さんの大事な田んぼの中には、勝手に入らないようにしてくださいね。

畳表(ゴザ)の素材である「イグサ」も田んぼで栽培されています。
お部屋の「畳」や普段食べている「お米」を見て
イグサやお米が栽培されいる田んぼ、その周りの環境について、
ちょっとでも想像を膨らませ、考えていただきたいなぁ〜と思います。

畳ライフスタイル・事務局
林 賢一(田んぼの生きもの調査インストラクター)

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